自己免疫性水疱症チーム(泉)

2020年9月1日より西江チームを引き継ぎ、タンパクの機能解析や培養細胞、マウスのゲノム編集、自己免疫性水疱症の病態解明などを行っております。私は水疱性類天疱瘡(BP)の発症におけるDPP-4阻害薬の影響についての検証やBPにおける自己抗原特異的IgEと好塩基球についての解析を行っております。大学院生の眞井洋輔先生は好中球性皮膚症の病態についての解析をはじめ多数のテーマを進めています。眞井翔子先生はDPP-4阻害薬関連BPに特異的な自己抗体の新規検出・定量システムの確立や粘膜類天疱瘡自己抗体の検出・定量を可能にする新規システムの作成などを行っており、今後自己免疫性水疱症の診療に大きな影響を与える研究を進めております。テクニシャンの池下奈美さんは日々の実験補助と並行して、全長BP180ELISA法を含む自己免疫性水疱症の診断のための血清解析を施行して下さっています。2021年4月からは当院歯科から渡辺陽久先生を新たに迎えており、BPにおける表皮角化細胞の細胞死についての解析を開始しており、今後の展開が非常に楽しみです。

2016年以降の主な研究成果

 

研究室紹介