皮膚かたち研究学会(Society for Skin Structure Research: SSSR)の
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2019年4月1日付けで皮膚かたち研究学会の第8代理事長を拝命致しました。長年この学会で鍛えていただいた身でもあり、大変光栄であり、また、身の引き締まる思いで一杯です。本学会は1974年、皮膚科電顕研究会として発足し、1990年、日本電顕皮膚生物学会に改名して日本皮膚科学会傘下の正式な学会となり、石橋康正教授が初代理事長となられました。電子顕微鏡を用いた研究は当時、皮膚科研究の中心をなしていましたが、その後、分子遺伝学や免疫組織学など様々な進歩により形態学的解析の一部をなすものへと変遷してきました。すなわち、遺伝子、分子、電子顕微鏡像、光学顕微鏡像、ダーモスコピー像、肉眼所見はすべて関連しており、異なるレベルの「かたち」を総合的に解析することの重要性が高まっています。そうした中で2007年、清水宏第5代理事長の時に、学会名称は「皮膚かたち研究学会(Society for Skin Structure Research: SSSR)」と改められ、電顕のみならず、形態学全般を重視した学会として活動しております。年次学術大会、日本皮膚科学会総会における皮膚かたち講習会、電顕用語集の提供などのほか、欧州の皮膚電顕研究学会(Society for ultrastructure research: SCUR)とは姉妹学会であり、約5年に1度のjoint meetingを行っています。昨年は旭川において山本明美前理事長の会頭のもと、第7回のjoint meetingが開催されました。
さて、皮膚科学の診断は視診で皮膚病変を観察することから始まります。ダーモスコピーは今や必須アイテムであり、腫瘍はもちろんのこと、炎症疾患においても大変有用です。皮膚病理診断はそれだけで施設の一部門となりうる重要な分野です。皮膚疾患は種類が非常に多く、診断に苦慮するものも数多くありますが、皮膚科医の診断能力は視診、ダーモスコピー、病理組織の観察力とそれをまとめて解釈する知力によって規定されると言っても過言ではありません。エキスパートを目指す若い皮膚科医にはぜひご入会いただき診断能力の涵養にお役立ていただきたいと思います。また、超音波断層検査や生体共焦点レーザー顕微鏡など、皮膚の画像解析に関しても対象領域です。「かたち」をキーワードに議論を深め、皮膚科学の発展に寄与できれば幸いです。

2019年4月1日

東邦大学医学部皮膚科教授 
石河 晃  


 

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